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おへそ塾のこと1



9月とばして10月になりました。
「ともちゃんのブログ、お盆で止まっとうよ」
と、ひとに言われるまでブログの存在をわすれてしまっていた。




まいとしまいとしいうているが
わたしのいちばんすきな季節。
1年のなかで、じぶんにとっていちばんあたまが冴えていて
こころが澄んでいるような気もち。
空もまた澄んでていて、きもちよくて
心にうかぶのは、せんじつのおへそ塾のこと。




東京からわざわざやってきてくれた一田憲子さん。
彼女の存在を知ったのは、長男がまだあかちゃんだったころだから
14年?ひゃあー
あのころ、わたしはまだ結婚してまもなくて
暮らしをこれからつくっていこうとしているところだった。
夫婦がなになのか、家族がなになのかも、
まだぜんぜんわかっていなかった。
ふたり目の子どもがうまれて
家を建てることをきっかけに
自分の暮らし、家族のあり方、どんなふうに生きていきたいのかを
じっくり考えるようになった。
そんなアンテナで、本屋さんで目にとまる本は
ほとんどが一田さんの書いたものだった。



このひとの暮らし、すてきだなあ
そう思う人のおうちや、つかっている道具をみて
なんでそう思うのか?どんどん自分に聞く作業を
いつもしていた。
一田さんの文章は、いつもそれを考えるヒントをくれた。
「すき」とか「すてき」に理由なんか無い!
それまではそんなふうにおもっていたのに
自分の中にある理由をさがすのがおもしろくなっていた。
きっとそんな年ごろだったんだろうな。
わたしの「おへそさがし」のはじまりのころ。



そしてできあがった家。
今ろうそく夜となっているこの家だ。
今おもえば、子育てしにくい家だなーと思う。
外にすぐに出られることができないし
2階がリビングなので、
買いものの荷物と子どもをかかえて
何度も往復しないとならなかったり
子どもがトイレにいくのにまにあわなかったり。
しかたない。まだ子育てがはじまったばかりだったから。
でも、不便さが子どもを育てるというのは
そのころから思っていて
電気でぱっと料理ができたり
ボタン一つでお風呂がわいたり
電動でなにもかもが解決する、
そんな感じにはしなかった。
新築なのに、すきま風がビュービューふきこんで
台風のときはどきどきするくらい
ドアがバッタンバッタン鳴るような家になった。
庭の土はコンクリートで固めずに、
草も木も花もすきなように生えて
蚊も虫もいっぱいいて
そんなかんじにしたかった。
人が主体の家じゃなくて
人だけではどうしようもないと思い知らされる、そんな家。


そんな家が、できたばっかりのころ
一田さんが、取材にきてくれました。
天然生活という雑誌のさいしょの号。
家もできたばっかりで
まったく住みこなせてないころだった。
「小さな家ものがたり」という企画。
あのときのつたないわたしの話のなかから
一田さんは、わたしが自分でもわかってなかった
わたしのおへそを、みつけてくれたんだった。
家族がぎゅっと集まって、
いっしょに育ちあう家。
それは、12年たったいまも変わらない。
              おへそ塾のこと2につづく




一田さんとの夕食はお家で。共通の友人、濱さんにほぼつくってもらった。

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