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たべることがまん中にあるひと


ずいぶん秋らしくなってきました。
この季節がいちばんすき。
わたしのこころが
雨があがったあとの空気みたいに
スッキリして、研ぎすまされて、
ことばや、音楽や、自然をかんじるたびに
ギターの弦のようにビヨーンとふるえる。
そのこころがふるえる感じをつみかさねて
わたしの肉になっているんだと思う。


ろうそく夜をやっている中で
暮らすこと、生活することをだいじにするってどういうことかな?
なにをしているときでもそこを考えます。


今ここにあるものをいかす、
手づくりする、
いっしょにつくる、
「ほんもの」をつかう、
想像する、考える、
足すんじゃなくて、引く、


そんなことが、
店の企画をしているときも
家族との暮らしの中でも
そこがぶれてないかな?という
基準のようなものになっている。
だから「小さな小さな教室」というワークショップは
その基準が近いなと感じる人とやっている。


さいきん
「たべること」が生活のまん中にある人はいいなーって思う。
たべることがまん中にある人の話は豊かだ。
食いしん坊で
あれが食べたいとか
あの店のあれがおいしいとか
それだけじゃなくて、


季節をかんじながら
あたまに浮かんだおいしいものを、
つくりたいと思う気もち、
どう食べたいか、
誰と食べたいか、
いっぱい妄想して、
積み重ねてきた経験があって、
絵を描くように
すべての時間を料理する。


料理はそんなに得意ではない私は
あこがれながらそのひとの旅の話をききたい。
おいしいものの話を。
ろうそく夜はやっぱし喫茶店だ。
旅の話を聞く場所。
だいじなことは同じ。

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